こんにちは。
マスターの松原です。
ツーリングを終え、翌日晴天(-_-)の中バイクを返却に行きました。
特に問題もなく、無事返却。
鹿などの動物にぶつかって大事故にあってしまう方やUターンしようとして立ちゴケしてしまう方もいるらしく、出発前のチェックでW800にも立ちゴケ傷がいくつかありましたが、無事帰ってこれて良かったです。
W800とお別れ。
総走行距離780Kmでした。
全ルート。
宗谷岬にある日本最北端のガソリンスタンド(安田石油店)の《最北端給油証明書》です。
唯一のお土産になってしまいました( ;∀;)手作りなのが良いですね。
貴重な2日間でした。
初めての北海道でのバイク走行だったのですが『景色なんて走ってりゃどこも同じだろう』などという認識は180度変わってしまいました。毎年長期の休みを取って北海道ツーリングされる方の気持ちが少し分かりました。
あとは子供が生まれてから、景色を見たり、物事に対する感じ方がなんとなく変わったように思います。
誰かに見せてあげたい、体験させてあげたいと思う気持ちが以前より強くなったのかもしれませんね。
写真撮ってもなんか虚しいので、今度走る時は自分のバイクで行きたいと思います。
この後帰りの新千歳空港でも面倒なことになるのですが、このお話はご来店した時にでもお話ししましょう。
試される大地で試されっぱなしの夏休みでした。
では、また!
こんにちは。
マスターの松原です。
NM4-02について
NM4は2014年にホンダから発売されたバイクです。
ビッグスクーターのカテゴリーだと思ってたのですが実際はちょっと違いました。
個人的には”近未来のアメリカンバイク”という印象です。
阿部さんの乗っている02はUSB電源、ETC、グリップヒーター、フロント&リアにユーティリティボックスを搭載しており、かなりツーリング志向なバイクだと感じました。実際乗ってはないのですが、ポジションはアメリカンに近いようで、足付きの良いシート+前後調整や角度調整ができるバックレストが長距離ツーリングでの臀部の痛みを和らげてくれるようです(阿部さん談)。
前面から見ると意外とボリューミーに見えますが、ミラーをハンドルバー下(ヨーロッパで流行っているバーエンドミラーのような位置)に設置することで、上部に突出する部品が無くハンドルとバイザーに一体感が生まれスタイリッシュに見えますね。あとリアタイヤは200/50-17と太く安定した走りが出来そう。基本ATですが、シフトスイッチによる任意でのMT走行も可能だそうです。なので運転に自信のないようなリターンライダーの方にも、比較的安心してスポーツ走行を楽しめるのではないでしょうか。普段使いは01モデル、休日のレジャー向けにおすすめなのは02モデルのようです。これからバイクに乗られる方、リターンライダーの方は視野に入れてもいい車両だと思います。
美深町の井上食堂でエネルギーを補充して再出発です。
美深から名寄(なよろ)、士別(しべつ)を越えてゴールの旭川に向かいます。
あとは旭川に向けて約100kmを走るのみ!
16:10
士別を過ぎて《道の駅絵本の里けんぶち》で休憩。
この剣淵町は絵本による街づくりを目指しているんだそうです。
ここにきてまた雨足が強まってきました。
演習でしょうか。雨の中ご苦労様です。
ここにきて少し天気が回復。
そして阿部さんの今晩の宿泊先《旭川高砂台・万葉の湯》に到着!
17:30
謎の光に包まれる阿部さんとNM4
ここで阿部さんとお別れです。
阿部さんはここで1泊後、美瑛や富良野などを巡って苫小牧からフェリーで宮城県に帰る予定。
雨の中の走行は何度か心が折れそうになりましたが、誰かと一緒に走ることで挫けずに走れることを思い出しました。
10年以上前、ツーリング仲間と毎年走っていた楽しさを忘れてたんだなぁ。
雨に降られっぱなしだったけど、2日間ですが貴重な体験ができました。
『また走ろう』と約束し、僕は札幌に向けて再出発。
そしてルートを確認すると、ここから札幌まであとひゃくごじゅ…150キロ!?
早速心がへし折られそうになりました。
あとは寄り道せず帰宅するのみ。
あまりのおしりの痛さに往路で寄った道央道・岩見沢PAに立ち寄りました。
18:36
少し夕日も出てました。
このまま札幌まで天気良いんじゃないかと思ったけど、甘かった。
この後土砂降りの中札幌に到着します。
そして妻実家に到着。
19:40
もうぼろぼろなヘルメットおじさん、ついにゴール。
つづく
こんにちは。
マスターの松原です。
11:40
浜頓別(はまとんべつ)クッチャロ湖に到着。
雨でずぶ濡れのところ《はまとんべつ温泉ウイング》のロビーで休ませてもらえました。
利用客ではないのに温かく迎えてくれて、濡れたものを拭くタオルまで貸していただき大変お世話になりました。
少し走ると今度は中頓別(なかとんべつ)に入ります。
道中、戦闘機が見えたので寄り道。
F-104 ペットネームはスターファイター。
これは自衛隊機でF-104Jになるのかな。
単座式コクピットはかなり狭い。これで飛ぶのはかなり怖そうです。
パイロットってすごい。
新しい機体ではないですが、今の戦闘機とはまた違った格好良さがあります。
この寿公園では他にも蒸気機関車の展示もあり、ゴーカートも楽しめるそうですよ。
音威子府村(おといねっぷむら)を通過して美深町(びふかちょう)までひたすら走ります。
国道40号沿いの美深町。
13:34
美深町に到着。
美深町は妻が子供の頃に住んでいた事がある町で『そっち行くならぜひ寄ってみて!』と言われていました。
そして謎体験をすることになる《井上食堂》です。
注文はメモ用紙に書いて提出するシステム。
阿部さんがトンカツカレー2つ(辛さを選べる)と記入して注文してくれたのですが…
店員のばあちゃんの巧みな誘導により
なぜかとんこつらーめんを食うことに!
メニューがめちゃくちゃ多いですが注文の仕方がよくわからないのです。
「肉きらい」
なんという斬新なシステム。
なんかやたらエアコンついてる。
(後で聞いたのですが美深は比較的暑い土地らしいです)
僕たちの後に来店したご夫婦も(ばあちゃんの巧みな誘導により)とんこつらーめんを注文せざるを得ない状況に追い込まれていました。ご夫婦の微妙な面持ちが印象に残っています。
滞在中持ち帰りでソフトクリームを買うお客さんがたくさんいて、そういえばソフトクリームが美味しいと妻に聞いていたので食べてみました。確かにコクがあって美味しかったです。
外でソフトクリームを食べていると水たまりの水を飲みまくる野良猫…
かと思いきや、食堂の飼い猫だったようです。
こっちでは見ない柄の猫でした。
食堂で笑えて疲れも多少吹っ飛びました。
美深町を通ることがあれば寄ってみていただきたいパワースポットです。
北海道の町の多くは国道沿いや大きな道沿いに点在しています。
旅してるなぁと実感させてくれるような、どこかノスタルジックな雰囲気の町ばかりです。
町に入ると安心するのって北海道ならではの事じゃないでしょうか。
つづく
北海道中川郡大通北3-3(国道40号沿い)
TEL 01656-2-1031
(市街局番どうなってんのこれ…??)
こんにちは。
マスターの松原です。
復路のスタートです。
北海道の素晴らしさを伝えるため、丁寧に書いていたらブログが長くなってしまっています。
それなりに反響をいただいてるので、頑張って最後まで書こうと思ってます!
民宿宗谷岬を出発してすぐに《宗谷丘陵》を通るルートへ。
↑この地図上ではわかりづらいですが、宗谷岬からほんの数分です。
9:35
海からほんの2、3分なのにこの景色!絶景です。
宗谷丘陵は北海道遺産にも認定されています。
距離感がおかしくなる程の広い丘陵地帯。
やはり天気が悪いのが残念…(-_-)
民宿の女将さんの助言通り、丘陵を抜けオホーツクラインを南下していきます。
10:25
浜鬼志別(はまおにしべつ)のセイコーマートで休憩。
行きは日本海でしたが、今度はオホーツク海を左手にひたすら走りました。
ここの道も絶景なのですが、雨が強まり写真どころではありませんでした。
無料アプリなので広告が…すみません。
10:55
猿払村道・エサヌカ線に入ります。
海沿いに牧草地を見ながらひたすら直線を走りました。
直線とNM4
途中クランクが2,3箇所ありますが、そこ以外はほぼ直線。
直線なのに速度を上げる気にならない魅力ある道です。
ちなみにこの日は8月19日で”バイクの日”。
阿部さんのNM4の荷物に括り付けている黄色い布は北海道上陸後、道端で警察の方にいただいた旗だそうです。
警察官にいきなり呼び止められて、何か違反してしまった!?と思ったら、なぜか旗とおにぎりを貰って大変混乱したそうです。
つづく
こんにちは。
マスターの松原です。
道道106号(地図上赤いライン)が終わると稚内市に入ります。
稚内市に入ると民家や車の往来も多く、ようやく人里に戻って来た感じがして少しほっとします。
今度は宗谷岬に向けてのルート(地図上ピンクのライン)です。
17:30 稚内市
ここでまたもや雨…( ;∀;)
雨男はつらいです…( ;∀;)
前方に見える岬に向かって走り続けます。
稚内からもまだまだ遠くて、最北端は果てしない。
17:40 宗谷村付近
少し進んだところで携帯電話を確認すると阿部さんから連絡が入ってました。
『宗谷岬で待ってるから』
この雨の中待っていてくれていたとは!
少し飛ばし気味に一気に目指します。
宗谷岬が目前に迫り…阿部さんの愛車NM4が見えてきて…
17:50
無事合流!
そして2人揃って宗谷岬到着!
この見慣れたモニュメント、実物を見る日が来るとは。
雲で見えませんが、天気の良い日はこの先に樺太が見えるそうです。
札幌出発から5時間半、走行距離356km(本州でいうと当店から宮城県の松島くらいまでの距離です)
往路ルート
寒いし雨でぐっしょりなので、早々に阿部さんが予約しておいてくれた宿泊先の《民宿宗谷岬》へ移動。
ここの民宿は1階部分にしっかりしたバイクガレージが完備されています。
停車し、荷卸しをしてチェックインです。
民宿宗谷岬の外観です。
女将さんのご趣味なのか内装もとても綺麗でちょっとした小物やインテリアが上品さを醸し出していました。
熱~い一番風呂をいただき、楽しみにしていた夕食です。
稚内名物・たこしゃぶ膳です!
1泊2食付きで料金はさほど高くはないのに、この夕食にはびっくりしました!
コンビニでパンとおにぎりしか食べてなかったので、ツーリングが始まって初の北海道料理です。
途中うに丼やら海鮮丼の看板を泣く泣くスルーし、ストイックに走り続けていましたので( ;∀;)
僕は普段お酒を飲まないのですが、美味しい料理のせいもあり、この日ばかりは少し飲ませていただきました。
阿部さんのAKIRAは当店のサロンワークのモデルとさせていただいているので、遅くまでお話に付き合ってもらいました。
翌朝
朝食時に女将さんが、この日の行先の情報や注意点を細かくレクチャーしてくれました。
朝食も美味しくとても親切な女将さん( ;∀;)
レビューにも書かれているのですが、ここの女将さん…とても美人です!
優しさの中に厳しさも見え隠れするような…とても品のある素敵な方でした。
どうやら宗谷岬は様々な旅行者が訪れるらしく…僕らの様なドライブやツーリング客、家族旅行客、海外からの観光客、自転車旅行客、徒歩旅行客…
…徒歩旅行客!?
同じ日にお1人様徒歩旅行の方が宿泊されていたそうです。朝早くに出発されたそうですが。
徒歩で道内を巡ったりする方もいるらしく、宗谷岬から沖縄まで徒歩で行かれた方もいたそうです…!
女将さんにはいろいろと楽しいお話を聞かせてもらったり、濡れたブーツやグローブを乾かしてもらったり、僕より長く滞在している阿部さんの洗濯までしていただきました。
稚内にご旅行の際はぜひ《民宿宗谷岬》をご利用ください。
本当におすすめです。
ガレージ内の壁には各地からの旅行者の寄せ書き!すごい数!
一番下に僕たちも書かせてもらいました。
『また必ず来ます!』…阿部さん…雪が降る前にまた女将さんに会いに来ちゃうんじゃないだろうか…。
そして出発です…
が
今日も雨…( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
旭川に向けて出発です。
〒098-6758北海道稚内市宗谷岬4-9 TEL 0162-76-2422